COVAL公式サイト和訳⓾Cohort Protocol
日本語による情報の少ないCOVALの公式サイトを日本語訳(意訳含む)していくことによって情報を抽出していこうと思います。個人の理解なので、誤訳等あるかと思いますので、よければご指摘ください。第十回目は、COVALプラットフォーム及びEmblemアプリケーションにおけるコアプロトコルを説明しているCohort Protocolです。
目次
本記事の要点
- Cohort Protocolは、ブロックチェーン間のやり取りを規定する
- Cohort Protocolは、異なるブロックチェーン間のトークンを関連付ける役割を果たす
- Cohort Protocolを利用すると、異なるブロックチェーン間でアセット、サブアセットの関係を構築できる
Cohortプロトコル
Cohortは、1つ、または、複数のブロックチェーン上のアセットの間の接続、もしくは、リンケージを記述するためプロトコルです。
Cohortには、アセットがリンクされる方法は記述されないため、Cohortはさまざまなプロトコルをサポートできます。
ブロックチェーンは数多く存在し、ブロックチェーンシステムによっては、新しいアセットやトークンを作成することができます。これらのトークンの特性は大きく異なることがあります。これらのブロックチェーンの接続を容易にするためのプロトコルが構築されています。Cohortは、まさに、あるトークンと別のトークンとの関連付けを記述する方法を提供するための私たちの解です。同じブロックチェーンに存在する関連するトークンは、「サブアセット」を記述するための親と子として指定できます。チェーン間のリンケージを利用して、チェーンから別のチェーンに移動する際に、どのトークンが有効になるかを記述することができます。
用語集
- TokenType:アセットのタイプ
- $COVAL
- BTC
- Token:TokenTypeのトークンのユニット
- 23 $COVAL
- 1 BTC
- Chain:TokenTypeが定義されているチェーン
- XCP
- ETH
- Namespaced TokenType:アセットの限定型タイプ
- $Coval.xcp
- $Coval.loyyal
- Namespaced Token:アセットの限定型タイプのユニット
- 23 $Coval.xcp
- 1 $Coval.loyyal
- Namespaced SubToken:アセットの限定型子トークンタイプの単位
- 23 $Coval.Vocal.xcp
ファクト
- リンケージは、1つ以上のチェーンを含みます
- リンケージは、1つ以上のアセットが関係します
- リンケージは、リンクのリストが含みます
- リンクには、最低1つのリンクがあります
- リンクには、オプションの親属性を含みます
- リンクには、シグネチャフィールドを除いたリンクオブジェクトの非オプションシグネチャを含みます
- リンクには、リンクされているアセットに対するオプション的参照は含まれません
- アセット、コントラクト、アドレス、または同等物
- リンクには、チェーンアセットの存在に関するオプション的参照は含まれません
- リンクには、exitアドレスのオプションリストが含まれています
例1:クロスチェーンサブアセット
第一のチェーンのアセット、第2のチェーンのサブアセット
- Fooアセットは、それ自身の台帳に存在する
- Fooサブアセットが、Counterparty台帳に存在する
- Foo on CounterpartyとFooアセットは同じ名前
- 同じ名前を付けると、サブアセットはnamespacedリンクになります
- Fooチェーン上のFooアセットはCounterpartyに転送されると$Foo.xcpに変換されます
ユースケース
- チェーン1上のプライマリトークンタイプのチェーン2上のサブトークンの発行
- チェーン1上のプライマリトークンタイプのチェーン2上のプライマリトークンの発行
- 1つのチェーン上のサブアセットの作成
- 多くのチェーン上のサブアセットの作成
- あるチェーンから別のチェーンへのトークンまたはサブトークンの移動
- アセットをチェーン1からチェーン2に移動することで、内部の移動(トレーサビリティ)を1つのチェーンから切り離すことは、プライベート、パーミッションドまたは、秘匿トランザクションとなるかもしれない